ミニマリスト、スナフキン

最近、というかちょっと前からムーミンが流行っていますね。
子供のころはアニメを見ていたのでキャラクターはよく知っていたのですが、なぜ今になって?と思ったりしていたのですが、ムーミンの雑貨やらをよく目にするうちに何となく懐かしさが込み上げてきて古本屋で古書を買ったりして読んでみると、いやあ、なかなか深い作品だなあと。(笑)
子供の頃とは違った視線で色々感じますし、むしろ大人のための絵本、のような気さえしてきます。
何気ない風景の中で、ふっと気付かさせるような。



「なにかを手に入れようと思ったとたんに、めんどうなことがおきるものさ。どこへいくにも、よっこらしょと、そいつをかついでいくんだぜ。ぼくは詩にするだけでいいや。そのほうがずっと気がきいているからね」

これはスナフキンの言葉です。特に私はスナフキンが好きで、彼は本当に性格イケメンなんだけれど、何より考え方、彼の言葉が本当に胸打たれる。

彼の生き方はまさにミニマリスト。
シンプルで物にも人にもとらわれない。
そんな生き方にやっぱり憧れてしまいますね。

洋服のことを筆頭に、日々の生活の中でもついついあれもこれもと欲張ってしまいがちで、すべきことを増やしてしまい、常に考えすぎて疲れてしまっているのかもしれません。
物も、人も、するべきことも、本当に大切なことはほんのわずかなことなのかも。
ムダなこと、どうでもいいことにばかり囚われて、本当に大切なささいなことを見逃してしまわないように。

こだわりのないスナフキンが、ハーモニカだけはいつも大切に握っているように。
大切なもの、風景を愛おしむこと、今の自分があることをもっと大切に幸せに感じて生きたいなあ、ってそんな風に思ってしまうのです。

丁寧な暮らしに憧れて

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